需要ゼロ!
学校の机で可愛く生きるにはどうしたらいいかなって、イヤホンしてだいすきな音楽だけ流して他の人の話し声も聞こえないくらい爆音でそれだけでわたしはわたしの世界を作り出した気でいるけど、やってることは超ちっさい
かと言って、友だちとキラキラみたいなのは性に合わないしだいたいあんまり友だちいないし、難しい
つまり学校は全然可愛い場所じゃなくて、わたしの生きるところはここじゃない!って毎日まいにち毎日まいにち、
わたしは頑張ってるんだ、って思ってたけど周りの子はみーんな未来に投資して生きてる、あーあ、わたし頑張ってないんだって現実突きつけられて最悪
夢とか希望とかわたしはわたしにしかなれなくて、そんなの夢でも希望でもなくて、もっと可愛く普通に可愛く生きたい、それだけ、最後に超可愛く死ねたら最高
なのに働いてお金稼いで普通に普通に死んでくなんて、そんなの全然望んでないうるさい
わかってるわかってる、こんなの逃げでたぶんみんな思ってることだってわかってる、わたしだけじゃなくて、わたしの特別なんかどこにもなくて、わたしはわたしだからわたしで、気持ち悪い
教室の中は、みんな違う服着て違う顔して、中身も全然違うけど、なんかおんなじ、
なんでかわかんないけど、なんか同じ
でもみんな、夢とか子どもとか好きな服とか友だちとか恋人とか好きな人とかキラキラした顔で話して可愛い、そういうの超うらやましい
自由でいいね、って頭の中おかしいって、自分の考えちゃんと持ってていいねって、わたしなんにも持ってないよ、なんにも出来ないからいますぐ死んじゃっても大丈夫!って、叫んでるのに誰にも聞こえない、それだけ
わたしぜんぜん頑張れない、もっとちゃんとしなきゃって、生きなきゃ、頑張らなきゃ、あーどうしようでも、頑張らなきゃ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ、
わたしがわたしであることが1番負けだ、
頑張ってもわたしは勝てない
わたしはあの子になれないし、
あの子はわたしになれないし、
だけどわたしはあの子になりたい
負けたくない負けたくない負けたくない、
でも勝てない
矛盾と戦ってる?
ううん、最初から戦ってなんかない
可愛くない全然可愛いくない、
可愛いに取り憑かれて死にたいのに
顔も人生も可愛くない
ほら、わたしぜんぶまけてる
嫌いな子もたくさんいるけど、
ぜんぶまけてる
だったらほんとは、
もっと負けたい
頑張らなくてもいいよって、
頑張ってない奴に言う言葉じゃないけど
言ってないと死んじゃう
前よりみんな死ね!は軽くなったけど
死にたいはずーっと
あ、いまここでアクセル踏み続けたらどうなるかなあとか運転中ずっと考えてるし
あ、いまここで立ち止まったら電車に撥ねられるかな?って踏切の中でたまに思うし、
高いとこ行くと、一歩踏み出せたら死ねちゃうんだよなあってワクワクしてる
そんなんでいいの?よくないよ、
これはわたしのためだけの、
わたしのわたしだけの
誰にもあげない
いらないでしょ?
ごめんね